小瀬川熊野神社について

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由緒

当社は平安時代(794〜1190)の中頃、円融天皇(第64代天皇)の御代に天台宗の高僧で「厄除け大師」とも云われる慈恵大師が、小瀬川の地に熊野三山並びに山王権現を勧請し、この地域の鎮守の神として祀った。また大師は自身を木像に彫刻し、この地に残した。 このため土地の人々は、この鎮守社を称して「大師堂」と呼び、平安、鎌倉、室町、安土桃山、江戸時代と、永きにわたり厚い信仰を捧げて来た。
明治時代に入り「神仏分離令」が発令されたのに伴い、地区民相議り神社として維持する事とし、社名をその由緒から「熊野神社」とした。その後、昭和26年4月3日施行の「宗教法人法」に基づき、昭和27年12月27日付を以て「宗教法人熊野神社」となり、1000年以上にわたり崇敬されている神社である。
小瀬川熊野神社について

御祭神

伊弉諾命・伊弉册命

いざなぎのみこと・いざなみのみこと

ご神徳

伊弉諾命、伊弉册命は産霊(むすび)の神、造化の神であり、万物の産みの祖神(おやがみ)です。延命、長寿、縁結び、子供の健全成長、すべての産業の守護神、除災招福の神として篤く信仰されています。

境内のご案内

林に囲まれた、蝉時雨の心地よい境内

自然豊かな山間の神域、小瀬川熊野神社の周辺は、春夏秋冬それぞれ趣の異なった風景が広がります。春の花々、林の鮮やかな新緑と紅葉、雪景色。静けさの中で耳を澄ますと、遊びに来た野鳥や虫の声が聴こえ、さらさらと林をわたる優しい風が吹き抜けます。御参拝の後は、どうぞ境内をゆっくり散策してみてください。何度訪れても飽きない花巻の自然風景をお愉しみいただけます。

小瀬川熊野神社について
小瀬川熊野神社について
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参道

参道 入り口

鳥居をくぐり石段を登ると、社殿への入り口が見えてきます。昇殿参拝、御祈祷申し込み、御朱印記帳、ご相談は、社殿に向かって右手の総合社務所にお申し出ください。

千年祈願石

千年祈願石

石は、昔から固く動じす変わらないもの、神宿るものとして信仰・礼拝されて来ました。境内にあるきれいな石を選んで丸く積まれている処に納めて、お願い事を静かにお祈りしましょう。

吉田神社

𠮷田神社

熊野神社の正面に向かって左に位置する、屋船豊受姫大神(やふねとようけひめのおおかみ)・大辨財天(だいべんざいてん)が祀られる𠮷田神社。例祭日は9月29日です。

小瀬川子安地蔵

小瀬川子安地蔵

松林寺(花巻市石鳥谷)の地蔵と姉妹ということで、安産・子孫繁栄のお地蔵様として永年信仰されてきた小瀬川子安地蔵尊。平成2年に再建され、平成25年にこちらへ移設されました。